ゴルフのインストラクターは必ずしも資格を必要とする職種ではありませんが、認定資格を持つことで自信に繋がり、就職に有利に働く、生徒さんの信頼を得られるといったメリットがあります。
資格を取っておきたい。ゴルフの資格に興味があるという方向けにこちらではゴルフの資格についてご紹介いたします。
ゴルフインストラクター資格
「公益社団法人 日本プロゴルフ協会(JPGA、PGA)」
代表的なのが、プロテストなど各種ゴルフ関連資格認定作業や、普及事業をしている文部省管轄のこの団体です。
夏から秋にかけて年に1度行われる試験では、実技試験、筆記試験、面接で判定され、合格後も理論や指導法を徹底的に理解し実践することができるよう、200時間ほどの理論・実技講習が行われます。20歳以上の男性なら誰でも受験できます。現在この資格にはA、B級の二階級があり、取得後はいずれも厳しい試験や講習をパスしたということで、大きな信用を得ることができるでしょう。
取得すれば「JPGA認定TCP(ティーチングプロ)」を名乗ることができます。
「公益社団法人 日本プロゴルフ協会(JPGA、PGA)」のサイトはこちら
「一般社団法人 日本女子プロゴルフ協会(LPGA)」
こちらは、1974年にJPGAから独立した団体です。年1回、春から夏にかけて1次(3~4月)、2次(5月)、最終(7月)のプロテストが行われます。受験資格として「4/1時点で満18歳以上、日本女子プロゴルフ協会在籍5年以上の会員2 名、もしくは日本女子プロゴルフ協会在籍5 年以上の会員1 名と全日本ゴルフ練習場連盟に加盟している練習場の責任者1名、合計2 名の推薦を要する。」と記載されています。
女性の「TCP(ティーチングプロ)」資格認定制度を持っています。
日本女子プロゴルフ協会 のサイトはこちら
「米国ゴルフ財団(NGF)」
NGF(ナショナル・ゴルフ・ファンデーション)とは、1936年に米国で設立された歴史あるゴルフ団体です。米国3大メジャーゴルフ団体とされるUSPGA(米国プロゴルフ協会)、USGA(米国ゴルフ協会)と比肩するともいわれており、取得すれば「NGFプロインストラクター」を名乗ることができます。
「米国ゴルフ財団(NGF)」 のサイトはこちら
「米国ゴルフ教師連盟(USGTF)」
アメリカ及び日本で5~7日間の講習と認定試験を受け、所定の基準を満たせば与えられる資格です。年齢ごとに合格基準が設けられており、毎年5~7回の認定試験が行われています。ご紹介する中ではもっとも取得しやすい資格かもしれません。
「米国ゴルフ教師連盟(USGTF)」のサイトはこちら
「特定非営利法人 日本インストラクタープロゴルフ協会(JIPGA)」
1993年に発足され、ゴルフインストラクターの育成や資格認定等を目的に結成された団体です。実技試験、筆記試験、面接で判定され、取得すれば「JIPGA正会員」としてライセンスが発行されます。
「特定非営利法人 日本インストラクタープロゴルフ協会(JIPGA)」のサイトはこちら
「公益社団法人 全日本ゴルフ練習場連盟(JGRA)」
こちらはゴルフ業界で活躍する人材を育成するための組織です。
一定の条件をクリアした後に20時間(うち実技12時間)の講習を受けることで認定されます。「JGRAプロフェッショナル」が与えられます。
「公益社団法人 全日本ゴルフ練習場連盟(JGRA)」のサイトはこちら
資格を取得する注意点
上記の組織は、比較的有名で権威ある大きな組織ですが、それ以外にも様々な団体から認定資格が出されています。小さな団体でも、レッスンプロを認定することができます。小さな団体では「自称プロ」に近いということもあるかもしれません。ただ、認定した組織や所属団体によって、コーチングテクニックや質の優劣が測れないことも事実です。いずれの資格も、時間、認定料ともに負担を伴いますので、目的意識をしっかり持ち、ご自分に合った団体に所属し、資格認定に臨まれるといいでしょう。