ゴルフ市場は現在1兆4000億円規模といわれています。
ゴルフ場、練習場、用品業界、ティーチングのそれぞれで、市場の現状が甘いものではなくなってきています。
たとえば、ゴルフ人口については、団塊世代のビジネスツールとしてゴルフが使われていたものの、その方達がリタイアし一気にゴルフ人口が減ってしまいました。
また総人口の減少、保有自動車数の減少もこれに拍車をかけています。
ゴルフ人口の推移
●ゴルフ人口 1340万人(2001年) ⇒ 800万人(2011年)⇒ 520万人(2021年)
ゴルフ場市場の推移
●ゴルフ場市場 1兆9610億円(1992年) ⇒ 9010億円(2013年) ⇒ 7190億円(2020年)
ゴルフ練習場市場の推移
●ゴルフ練習場市場 3140億円(1993年) ⇒ 1290億円(2013年) ⇒ 1300億円(2020年)
ゴルフ用品市場の推移
●ゴルフ用品市場 6260億円(1991年) ⇒ 3400億円(2013年) ⇒ 3170億円(2020年)
20年間のゴルフ市場の動向
ゴルフ人口、ゴルフ関連の各市場はバブル景気の時代から10年で市場はほぼ半減しています。
これは、ゴルフ人口の減少に加え、客単価が縮小していることも一因です。
ゴルフ場やゴルフ練習場などが利用者を呼び込もうと利用料金を下げたことや、従来は新品のみを扱っていたゴルフ用品専門店が中古クラブの取り扱いをはじめたりしたことで新品ではなく中古品を買い求める人が増え、ゴルフ関連の支出が低下している可能性があります。
そのような中、危機感を覚えた日本プロゴルフ協会、日本ゴルフ場経営者協会、全日本ゴルフ練習場連盟の3団体は、ゴルフ業界の市場規模を2兆円に引き上げるという提言を引っさげ、現在ゴルフ業界再生への道筋を模索しています。
現場でも大きな再編が起こり、業態に変化が見られます。
ゴルフ場業界大手のPGMホールディングスはパチンコ機メーカーの傘下に入り、また、同じくゴルフ場業界大手のアコーディア・ゴルフは大和証券グループと手を組み成長の余地のある国外のゴルフ場買収に目を向け、新たな市場拡大を模索しています。
さらに国内のゴルフ場では、低価格戦略のほか、高級ブランド化、グランピング(今、用具などの準備が不要で、プレイをしない家族も利用できる飲食施設などが併設されたワンランク上のアウトドアが人気を集めています)といった集客を試みる動きも拡がっています。
また、ライザップなどがティーチングに参入したことで、新しい風が吹くのではとも期待されています。
ゴルフ市場規模を拡大するためには、多様化し、付加価値を付け、ゴルフ人口の増加と客単価の上昇両面からのアプローチが必要となってくるでしょう。
コロナ渦でゴルフ市場規模はどうなった?
コロナの影響で密を避ける趣味は敬遠されるようになりました。
逆に、家で一人でできるユーチューブ鑑賞、ゲーム、料理、お菓子作りなどが人気がありますが、運動不足になりがちです。
そんな中、3密を回避して体を動かして健康にもよいスポーツとして注目されたのが「ゴルフ」です。
今日、ゴルフに行ってきました⛳️
コロナ前は無我夢中でやってましたが、コロナになって以降、家族の目もあり中々行けず月一ゴルファーに変貌😫
今日は茨城県の某ゴルフ場🏌️♂️
一応、メンバーコースです😄
フルバックティーからで、約7,200yd…長い…。結果…44.37の81でした✌️
やっぱりゴルフは楽しい✨— ヤス@株式投資 (@papayasu0205) March 20, 2022
コロナ禍になってからゴルフ場のお風呂入ってない…
— naki (@naki097) March 21, 2022
感染症対策をしてゴルフを楽しむ方も多いです。
自粛の規制があった際には一時ゴルフ場や練習場も来場者数が落ち込みましたが、大きく回復している傾向にあります。
ゴルフ練習場は手軽に一人または少人数でも練習に行くことができますし、他の人との距離を適切にとれますので、今後も感染するリスクの低いスポーツとして若い世代で始める方、運動不足解消に幅広い世代から支持されていきそうです。
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