野球なら走り込みや素振り、キャッチボール、ノック。
サッカーならパス練習やシュート練習、リフティング。
多くのスポーツの日々の練習は、試合に勝つ喜びを味わうために行うもの。
ゴルフにおいては、さしずめ練習場での打ち込みが練習、コースに出てラウンドを回ることが試合に充たるでしょうか?
しかし、生徒さんの中には練習場経験しかお持ちではない方も大勢いらっしゃいます。
するとインストラクターは、コースでのびやかにプレイすることこそがゴルフの醍醐味だと分かっていますので、生徒さんに早くコースを回らせてあげたいと考えます。そしてコースに誘いたくなるでしょう。生徒さんにゴルフの楽しさを伝えたい一心で。
でも、少し待ってください☆
生徒さんを思ってのことで素晴らしいのですが、ここで重要になるのが、生徒さんのコースデビューのタイミングとコース選びです。
練習不足のままコースデビューしてしまった生徒さんは、周りに迷惑を掛けてしまうことで萎縮し、楽しむどころではなくなってしまいます。その経験はほろ苦いを通り越し人によってはトラウマとなり、ゴルフを止めてしまう原因になりかねません。
また、初めから本格的なコースを選んでしまうと難しすぎて結果を出せず、面白さを伝えることは難しいでしょう。
生徒さんがコースデビューのための最低限の力量を付けた後に、無理なく気軽にプレイできるコースを選んで差し上げてください。生徒さんにゴルフってこんなに楽しいものなんだ!と実感していただくために。
この経験があってこそ、生徒さんにゴルフの楽しさを伝えるというゴルフインストラクターの役割を果たすことができるでしょう!
一生に一度のコースデビュー、大切な思い出を作って差し上げたいものですね♪