概要
全国800万人のゴルフ愛好家の頂点であり、ツアーでの大会賞金やスポンサーとの契約金を主な収入として得ている人のことを指します。
現在、男子のツアープロは、日本ゴルフツアー機構(JGTO)が毎年実施する「クオリファイングトーナメント(QT)」に参加しその成績ランキングにより来季ツアーへの参加資格を得られることになっています。QTには、条件を満たしていれば一般アマチュアゴルファーでも参加することができます。ただし、成績上位に入った場合のランキングは、プロ宣言を行った場合にのみ与えられます。女子については、「日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)」が実施するQTに合格した場合にツアーへの参加資格を得ることができます。
収入
収入源はツアーに出場して獲得する大会賞金。
ツアーは、年間男子25試合、女子37試合行われており、各大会の賞金総額は約数億円。その総額から1位20%、2位10%、3位6.8%、~最下位0.2%と分配されます。優勝賞金は数千万円になるものもございます。最下位までもれなく賞金が出ますが、これはあくまで本戦の話。このツアーに出場するためにはまず予選を突破しなければなりません。遠征費用は年間500~600万円。ランキング70位の選手の年間獲得賞金は、1500万円ほどと言われています。
大会賞金だけではなくスポンサーとの契約料も収入源になります。そちらも実力と人気が反映いたします。ゴルフ場などで一般の人にレッスンをしながら、トップを目指すべくスキルを磨くツアープロも多く存在します。
ツアープロになるには
ツアープロへの道
男子はJPGA、女子はJLPGAのプロテストを受け、合格した人のみが名乗れる肩書きです。
この認定試験は、年に一度5月から8月の間に行われます。アマチュア時代の成績などにより免除される段階もありますが、試験は
プレ予選
↓
一次プロテスト
↓
二次プロテスト
↓
最終プロテスト
↓
合格
という流れになっています。
男子は16歳以上なら誰でも受験資格があり、女子は18歳以上かつ協会の認める2名以上の推薦があれば受験することができます。その合格率は5~9%という狭き門であり、毎年男子は約50人、女子は約20人合格を果たしています。また、受験料等で約20万円、合格すると認定料やセミナー料で約80万円、合計100万円ほど必要になることから、ゴルフ場などで働きながら合格を目指しトレーニングを積んでいる人も多いようです。