職業としてゴルフインストラクターの道を選択する。それははたしてツアープロとしてトーナメントで成績を残すという夢を捨てることになるのでしょうか。あるいは両立は可能なのでしょうか?
これは採用する企業との話し合いであり、ケースバイケースで可能だといったところです。実際、インストラクター業務を行いながらツアーに挑んでいるプロもたくさんいらっしゃいます。
ただし多くは正社員ににこだわらなければ、という条件が付いてまいります。レッスンと並行してツアーに参戦するとなれば、フレキシブルに時間を使っていかなければなりません。そのためアルバイトや業務委託、もしくは自営業のような形態をとり、動きやすくするのです。そうすればレッスンの合間にツアー予選会に出場し、予選を通った際に本戦にチャレンジするということも十分に可能です。
また、ツアープロの採用を歓迎する企業も多いでしょう。
生徒さん側からすると、厳しいツアーを戦っているインストラクターから生きた技を学べるのは大きなメリットです。ですから、ツアープロと兼任しているインストラクターは人気が出やすい傾向がございます。インストラクターがスクール選びの際の基準ともなるため、公式ホームページのスタッフ紹介欄には必ずそのむね明記されています。採用する側もツアーで活躍する可能性がある人材は生徒さんを集める要素にもなりますので、勤務日程などの相談に乗ってくれやすいでしょう。
正社員インストラクターのような安定感は無いとしても、何年間と期間を決めてツアープロとインストラクターの二足のわらじを目指すのも良いかと思います。