「おはようございます」
あいさつをしたときに相手に伝わっていなければ、それはあいさつをしたことにはならない。
こんな経験誰しも一度はあるのではないでしょうか
ゴルフを教えるときも同じです。
相手に伝えたと思っていても、相手が理解しておらずピンともきていないのであれば、伝わっていないと同じです。
ここでは
「ゴルフインストラクターはわかりやすい表現をしなければいけない」
ということをお伝えいたします。
わかりやすい表現が必要なワケ
わかりやすい表現が必要だなんて・・・
自分は「四の五の言わずにやれ!」といわれて愚直にやったことでゴルフが上手くなったんだぞ。
と思った方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、夢がある方、夢がブレない人、教えてもらう人を心から信用している、粘り強いなど。
色んな要因で続けることができる人はいますし、成果もでていることでしょう。
しかし、多くの人は成果も出ず、継続もできないという方が多数なのです。
・だからこそなぜこの練習をするのか?
・今の自分はどんなスイングをしているのか? ・どんなスイングをしたらいいのか? |
多くの人が成果を出すためには再現性が高い必要があります。
上記のようにわかりやすく教える必要があるのです。
理解できると練習が続く
わかりやすい表現で伝えると生徒様は練習をする必要性を感じて普段の練習にもやる気がでます。
人は何をする時にはメリットを感じられないとやる気はおこらないのです。
これが上手くなれば
「めっちゃかっこよくなれるよ」
「自慢できるよ」 |
こういわれると俄然やる気がでますよね。
また女性だったら、
「女性でできる人が少ないのでやれたらかなり驚かれるよ」 |
といわれたりしたら、特別感があっていいですよね。
もしかして会社の接待でも重宝されるかもしれません。
このように、メリットを感じれると人は頑張ることができます。
・メリットと練習を結びつけるようになぜ必要なのか?
・この練習をしたらどんな変化がおきるのか?
わかりやすく説明することが必要なのです。
少し前にしょっちゅうテレビに出ていた、東進予備校の講師である林修先生。
覚えていますか?
社会人になった人なら、
「自分が林先生に教えてもらっていたらもっと伸びていたのになあ。」
「もっと勉強が面白くなっていたんじゃないだろうか?」
と思った方はたくさんいると思います。
林先生だったらなぜいいのか?
それはわかりやすいからです。
わかりやすい教えてくれて、勉強をすることの意味合いを明確にしてくれるからです。
なぜ練習するのか?この練習をしたらどうなるのか?
この練習は何に効果があるのか?
ここが理解できると人は継続できます。
わかりやすいと気づきが得られやすい
「気づき=楽しい」
気づくことって、人はすごく楽しいことです。
ああ!だからこの振り方だと上手くいかないのか!
こんな練習法があったのか!!
など、わかりやすく表現するということは、生徒様の目線に立って伝えるということ。
思いもしないところで生徒様は悩んでいたりもします。
同じ目線で考えると突破できる方法も具体的に伝えることもできるでしょう。
生徒様は気づきを得たときは楽しいと感じて、より一層練習したり、自ら工夫するようになります。
価値を感じてもらえる
病院にいったときに、ろくに説明をしてくれない先生に対して不満を感じたり「やぶ医者」なのかな?と疑ったりしますよね。
最近のお医者さんは丁寧に説明してれる人が多くなりましたが、以前はろくに説明してくれない人が多かったように感じます。
これは医者というのはサービス業ではないからです。
つまり価値を感じてもらう必要がないからです。
結果的に薬を飲んで治ればよし。
ゴルフにおいても、結果的にうまくなればそれでよしです。
しかし、うまくなる過程の段階で見切りをつけて別のコーチに頼んだほうがいいのかしら・・・と考えるのが人というものですね。
昔は地域にかかりつけ医が一人しかおらず選択肢がないから、仕方なく説明不足の医者にも通っていました。
しかし今は車もありますし、気に入らなければ別の病院にいけばいい。
という時代の流れがあります。
ゴルフインストラクターはあくまでの接客業ですので、サービスに価値を感じてもらう必要があるのです。
同じように教えても喜ばれるコーチと喜ばれないコーチがいます。
この違いは何でしょうか?
違いは「わかりやすい表現をしているかどうか」です。
もっといえばわかりやすい表現をして、相手にどれだけこれが自分にとって有益かということを理解してもらっているかどうかです。
人は自分のことになると、途端に情報に価値を感じます。
例えば、ダイエットをしている人に、食べても太らない食べ物はこれだよ。根拠は・・・
と教えたらものすごく感謝されますね。
しかし、ダイエットをする気のない人が聞いても「へえ」で終わるのです。
インストラクターが教える練習法や、理論などの解説を、自分のこととして感じてもらうことで価値がはねあがります。
生徒様が価値を感じたらどうなるか?
・この月謝だったら安いくらいだな!
・このインストラクターにずっと教えてもらいたい ・上手くなったのはインストラクターのおかげだな! |
このように感じてもらえるようになり、継続率の維持にも繋がりますね。
ですので、わかりやすい表現というのはゴルフインストラクターにとっては必須なのです。
まとめ
・伝えると伝わるは違う
・伝わると練習する意味合いを理解して上達が早くなる
・理解ができると楽しく工夫もする
・練習する意味合いが伝わると価値を感じてもらいやすい
ということがあります。
伝わるように伝えるという技術ははじめからできるものではありませんが、トライ&エラーで挑戦していきましょう。
私は難しい説明をする時には図を準備したり、動画を見てもらったりして言葉だけでなく視覚で伝えるようにしています!
次は、向き不向き⑥人が好きかです!